医院ブログ

2020.07.09更新

歯科医師の山本康博です。

前回の続きになります。

今回はヒアルロン酸注入についてお話しします。

まず、私がヒアルロン酸注入に興味を持った経緯について。
当初はヒアルロン酸注入は美容の内容なのであまり興味がありませんでした。たまたま、ボツリヌストキシン製剤注入療法のコースと同じ日時に行うので受講してみました。
ですが、それはただの私の勉強不足ということがわかり、ヒアルロン酸注入の口の周りへの応用は歯科医師のためと言っても過言でもないくらいの有益な方法であることがわかりました。
例えば、前歯を抜歯した患者様は抜いた場所の歯茎が減るので、歯茎に支えられていた唇がたるんでしわができてしまう場合があります。従来の治療であれば歯茎を移植したり骨を移植したりしないと改善が難しい場合が多いです。(想像だけで怖いですよね)
他にも、ガミースマイルと言いまして笑ったときに過度に上顎の歯茎が見えてしまう場合は2-3年の矯正治療や歯茎を切り・骨を削る歯周外科が必要な場合があります。やはり、そこまでしてはやりたくないという患者さんが当院でも多く、すごく残念な患者様の顔を見ながら、また「ご相談しましょうね。」と言うことしかできずとてももどかしい思いをしてきました。
それをヒアルロン酸注入を用いることで充分に改善できる場合があるのです。
まさに目からうろこで自分の不勉強さを恥じました。
そういったことの改善だけでなく、もちろん、女性に言葉としてなじみのある「ほうれい線」「マリオネットライン」の改善、「唇のボリュームアップ」という美容目的の使い方もできます。
スタッフに施術しましたが、施術中の痛みはほとんど無いようです。
施術後に人やヒアルロン酸を入れる場所により痛みが出る場合があるようですので痛み止めをお出しします。

歯科医師によるヒアルロン酸注射の利点は、なぜほうれい線ができたか、口元のたるみや、しわがなぜ増えたか・・・これはすべて咬合(かみ合わせ)による咬合崩壊、臼歯部(奥歯)の喪失による咬合高径の低下。これら歯科的疾患を考慮して審美的な回復を口腔という大きなスケールでとらえます。皮膚科の先生や、単なる美容外科では歯の事はあまり重要視されていません。 また、口腔内から麻酔をして、少しでもヒアルロン酸注射時の痛みを軽減できるのも普段から麻酔に慣れ親しんでいる歯科医師ならではです。
もちろん、法律的にも何ら問題はありません。むしろ、歯科医師だからしないといけない分野であるとこれらに取り組んでいる先生は信念を持ってらっしゃいます。
ヒアルロン酸注入法もボツリヌストキシン製剤注入療法と同様に、全員に同じような効果満足度が得られるわけではないですし、体質によりできない場合があることは十分にご理解してください。
また、ヒアルロン酸は体内で徐々に分解されていきますので、特に初めてされる方は最初は早く分解される(長期間効果が続かない)ヒアルロン酸を選んでいただき(1から2か月くらいで分解されます)、分解後自分に合わないなとお思いになられればそのままで、自分に合うなとお思いになられれば効果が長く続くものに変えていただくようにしていただくような使い分けをしていただくことをおすすめします。

以上、2回にわたり自信を持った笑顔作りのための新しい歯科治療のオプションのお話ししましたがご希望の方は一度私やスタッフにご相談ください。

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