皆様、こんにちは。
歯科医師の山本康博です。
麻酔時の痛みを更に軽減について。
35ゲージの細い注射針を使用します。
やまもと歯科大久保院では「痛みに配慮した治療」を心がけています。そのための取組の一つとして「細い針による麻酔薬の注入」を行っております。2020年5月までは、33ゲージというわずか0.26mmの針を使っていましたが、2020年6月以降は35ゲージ(0.23mm)という更に細い針を導入し、使用します。
0.03mmというわずかな差ですが、このわずかな細さが患者様にとって「痛い」と感じるか感じないかを左右することもあるかと思います。やまもと歯科大久保院では、歯科医師の技術力だけに委ねるのではなく、道具や医療機器による痛みの緩和の手段も常に模索し、良いものは導入するよう努めています。
これまで(33ゲージ)の針との違い
・サイズ33G(従来迄) 針寸法0.26mm 刺痛抵抗値0.445N
・サイズ35G(現在) 針寸法0.23mm 刺痛抵抗値 0.375N
33ゲージから35ゲージに変わることで、0.03mm程度針は細くなりますが、内径はどちらも0.11mmと同じで注入圧の増加はありません。刺通抵抗値は33Gに比べ15%以上低下するという報告があります。(同メーカー比)
※点滴用の注射針は26〜27ゲージ(0.4〜0.45mm)、輸血用は18〜19ゲージ(1.1.〜1.2mm)のものが使用されます。
歯科治療の痛みの感覚は麻酔で消失できます。
「歯科治療が苦手」な方の多くは「痛いから」です。しかしほとんどの治療において、歯科治療時の「痛み」という感覚は麻酔によって消失することができます。歯科治療が怖い方の中にはこの麻酔に対しての恐怖心、苦手意識がある方も少なくありません。
やまもと歯科大久保院では、この治療時の局所麻酔において、道具や機器を使うことで痛みの少ない治療を行えるよう努めています。目指すところは「いつ打ったの?」と患者様に仰っていただけるほどの小さなお痛み。これまで歯科治療の麻酔自体も苦手だったという方、一度やまもと歯科大久保院で治療を受けてみませんか?「痛くなかった」と感じていただけるよう、機器と技術を揃えてお待ちしております。