医院ブログ

2023.05.17更新

おはようございますleaf

だんだん気温が暑くなってきましたね!

今回のテーマは『根管治療とは』です。

根管治療(こんかんちりょう)は、歯の神経(歯髄)が感染、損傷、または炎症を起こしている場合に行われる歯科治療の一つです。通常、虫歯の進行や歯の損傷によって歯髄に病原菌が侵入し、感染が広がることで起こります。

根管治療の主な目的は、感染した歯髄を除去し、歯の内部を清掃して細菌を取り除くことです。手順としては、まず歯の表面に麻酔を施し、歯の内部へアクセスするために歯を開けます。次に、特殊な器具を使用して歯髄を取り除き、根管内部を洗浄し、細菌や感染物質を排除します。根管内部は複雑な形状をしており、歯科医師は細心の注意を払って清掃作業を行います。

根管内部が清掃された後は、根管内部を充填するために生体適合性のあるガッタパーチャ(ゴム状の材料)や専用の充填材料を使用します。充填が完了した後は、通常は歯冠部分に詰め物やクラウンを装着し、歯の保護と機能回復を図ります。

根管治療は一般的に痛みが伴う手続きですが、麻酔が適切に行われるため、多くの患者さんは不快感を感じずに治療を受けることができます。根管治療によって、感染や痛みを引き起こす歯髄の問題を解消し、歯を残すことができる場合があります。ただし、重度の損傷や感染が進行している場合には、歯の抜歯が必要な場合もあります。

根管治療は一般的な歯科治療の一つであり、歯科医師が行う手術的な処置です。治療の成功率は高く、多くの場合、歯の機能を回復させることができます。ただし、治療後は定期的な歯科検診と適切な口内衛生の維持が重要です。