医院ブログ

2020.07.14更新

スタッフブログ更新しました!

https://ameblo.jp/yamamoto-ookubo/entry-12610963062.html

2020.07.09更新

歯科医師の山本康博です。

前回の続きになります。

今回はヒアルロン酸注入についてお話しします。

まず、私がヒアルロン酸注入に興味を持った経緯について。
当初はヒアルロン酸注入は美容の内容なのであまり興味がありませんでした。たまたま、ボツリヌストキシン製剤注入療法のコースと同じ日時に行うので受講してみました。
ですが、それはただの私の勉強不足ということがわかり、ヒアルロン酸注入の口の周りへの応用は歯科医師のためと言っても過言でもないくらいの有益な方法であることがわかりました。
例えば、前歯を抜歯した患者様は抜いた場所の歯茎が減るので、歯茎に支えられていた唇がたるんでしわができてしまう場合があります。従来の治療であれば歯茎を移植したり骨を移植したりしないと改善が難しい場合が多いです。(想像だけで怖いですよね)
他にも、ガミースマイルと言いまして笑ったときに過度に上顎の歯茎が見えてしまう場合は2-3年の矯正治療や歯茎を切り・骨を削る歯周外科が必要な場合があります。やはり、そこまでしてはやりたくないという患者さんが当院でも多く、すごく残念な患者様の顔を見ながら、また「ご相談しましょうね。」と言うことしかできずとてももどかしい思いをしてきました。
それをヒアルロン酸注入を用いることで充分に改善できる場合があるのです。
まさに目からうろこで自分の不勉強さを恥じました。
そういったことの改善だけでなく、もちろん、女性に言葉としてなじみのある「ほうれい線」「マリオネットライン」の改善、「唇のボリュームアップ」という美容目的の使い方もできます。
スタッフに施術しましたが、施術中の痛みはほとんど無いようです。
施術後に人やヒアルロン酸を入れる場所により痛みが出る場合があるようですので痛み止めをお出しします。

歯科医師によるヒアルロン酸注射の利点は、なぜほうれい線ができたか、口元のたるみや、しわがなぜ増えたか・・・これはすべて咬合(かみ合わせ)による咬合崩壊、臼歯部(奥歯)の喪失による咬合高径の低下。これら歯科的疾患を考慮して審美的な回復を口腔という大きなスケールでとらえます。皮膚科の先生や、単なる美容外科では歯の事はあまり重要視されていません。 また、口腔内から麻酔をして、少しでもヒアルロン酸注射時の痛みを軽減できるのも普段から麻酔に慣れ親しんでいる歯科医師ならではです。
もちろん、法律的にも何ら問題はありません。むしろ、歯科医師だからしないといけない分野であるとこれらに取り組んでいる先生は信念を持ってらっしゃいます。
ヒアルロン酸注入法もボツリヌストキシン製剤注入療法と同様に、全員に同じような効果満足度が得られるわけではないですし、体質によりできない場合があることは十分にご理解してください。
また、ヒアルロン酸は体内で徐々に分解されていきますので、特に初めてされる方は最初は早く分解される(長期間効果が続かない)ヒアルロン酸を選んでいただき(1から2か月くらいで分解されます)、分解後自分に合わないなとお思いになられればそのままで、自分に合うなとお思いになられれば効果が長く続くものに変えていただくようにしていただくような使い分けをしていただくことをおすすめします。

以上、2回にわたり自信を持った笑顔作りのための新しい歯科治療のオプションのお話ししましたがご希望の方は一度私やスタッフにご相談ください。

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2020.07.07更新

皆様、こんにちは。

院長の山本康博です。

先週末に
ボツリヌストキシン製剤注入療法
ヒアルロン酸注入療法
のトレーニングコースを受講し認定書をいただいてきました。
ヒアルロン酸やボツリヌストキシンは美容に興味ある方であれば耳にしたことがあると思います。美容外科の世界ではありふれた治療法です。

「なぜ歯科医院である、やまもと歯科大久保院でヒアルロン酸注入・ボツリヌストキシン注入を始めたのか?」それを2回に渡ってご説明します。
長くなりますが、読んでいただければ幸いです。

ボツリヌストキシンとは?

当院の患者様やスタッフの中に、過度の食いしばりや歯ぎしりで歯がすり減ったり、欠けたり中には頭痛がひどくなってしまう方がいらっしゃいます。
まず、そのような方にはまず食いしばり・歯ぎしりをなくすためにそのような癖(TCHと言います)を取り除く生活指導をして、マウスピースを装着して、場合によっては噛み合わせの調節・かぶせ物の交換などを行います。この治療で改善していく方ももちろんいらっしゃいますが、全く変わらない方もいらっしゃいます。
これは咬筋(いわゆるエラのあたりです。)といって顔面で最大の筋肉の緊張が原因となっています。
従来の方法であればここまでが限界だったのですが、このボツリヌストキシンを食いしばりを起こしている原因の筋肉(咬筋)に注入すると(私もしましたがほとんど痛くありません!)改善しなかった患者様が劇的に改善していく場合があります。(20年以上この症状に悩んでいらっしゃった知り合いの方が劇的に改善していたので本当にびっくりしました!)

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また、ボツリヌストキシンと聞くと危ないものでは?と思ってしまわれる方もいらっしゃいますが、アメリカでは1977年から使用され、日本でも1987年に国に承認・使用され歴史ある安全性の高いものになっています。(危ないと思われている方は乳児がはちみつを食べて起こる可能性があるボツリヌス症のイメージがあるからだと思います。これは大人では起きないとされています。)
参考消費者庁HP
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/food_safety/food_safety_portal/topics/topics_001/)
処置時間はわずか10分ほどで辛い食いしばりから解放されるこの方法は、技術的な限界を感じていたので本当にありがたい方法でした。
食いしばりがなくなると普段から、冷たいものに歯がしみやすい方も改善が期待できます。
また、特に歯ぎしり食いしばりがひどい方やエラのはっている方には小顔になる効果もついてきます!(美容外科ではこの目的で用いることが多いようです。)
ただ、もちろんですが施術された皆様全員に劇的な効果が期待できるわけではありませんし、既往歴により施術できない場合もありますのでその点は十分に注意してください。
特に血清成分を含みますので宗教上の制約がある方は十分に注意してください。
ご興味をお持ちの方はスタッフも知識を持っている者もいるのでお聞きください。