2026.06.29
エアフロークリーニングとは?ブラシ仕上げ磨きとの違いについて
こんにちは。やまもと歯科大久保院の歯科衛生士です。
当院では、定期検診の際に行う仕上げ磨きの方法をお選びいただけるようになりました。
従来から行っている「ブラシによる仕上げ磨き」と、専用の機械を使った「エアフロークリーニング」の2種類です。
今回は、それぞれの違いについて、歯科衛生士の目線からわかりやすくご説明します。
まずは従来の
「ブラシ仕上げ磨き」について
ブラシによる仕上げ磨きは、以前から行っているクリーニング方法です。
専用の機械にブラシやラバーカップを装着し、研磨剤入りのペーストを使って歯の表面を磨いていきます。
特徴
- 従来から行われている一般的な方法
- 着色汚れもある程度落とすことができる
- 知覚過敏のある方にも使用できる
長年使われてきた方法なので、安心して受けていただけます。ただし、着色が強い場合は落としきれないこともあります。
また、研磨剤入りのペーストを使用するため、被せ物の表面に細かい傷がつきやすいというデメリットもあります。
大きな問題になるわけではありませんが、被せ物やインプラントが多い方の場合は、よりやさしい方法を選びたいと感じることもあります。
エアフロークリーニングとは?
エアフローは、細かい微粒子のパウダーを水と一緒に歯に吹き付けて汚れを落とすクリーニング方法です。
ブラシで「こすって落とす」のではなく、パウダーで「やさしく吹き飛ばして落とす」イメージです。
特徴
- 着色汚れが落ちやすい
- 歯のツルツル感が長持ちする
- 細菌のかたまり(バイオフィルム)までしっかり除去できる
- 被せ物のキワや歯周ポケットなど細かい部分にも届きやすい
- 歯や被せ物に傷がつきにくい
- インプラントが入っている方にも適している
- 矯正ワイヤー装着中の方にも使用できる
特にコーヒーや紅茶、ワインなどで着色がつきやすい方には、効果を実感していただきやすいです。
バイオフィルムとは?
バイオフィルムとは、歯の表面に付着する細菌の膜のことです。毎日歯磨きをしていても、完全に取り除くのは難しいといわれています。
このバイオフィルムが残ったままだと、虫歯や歯周病の原因になります。
エアフローは、このバイオフィルムを効率よく除去できるのが大きな特徴です。
そのため、予防の観点からもメリットのあるクリーニング方法といえます。
どちらを選べばいいの?
どちらの方法が「良い・悪い」というわけではありません。
- 着色が気になる方
- 被せ物やインプラントが多い方
- 矯正治療中の方
- よりツルツル感を長持ちさせたい方
このような方には、エアフローをおすすめすることが多いです。
一方で、知覚過敏が強い方や、従来の方法で十分という方には、保険内のブラシ仕上げ磨きを選んでいただくこともあります。
私はお口の状態を見ながら、「今日はエアフローが合いそうだな」「今回はブラシで大丈夫そうだな」と判断し、ご提案させていただいています。
最終的には患者さまご自身に選んでいただけるようにしています。
実際に選ばれる方も増えています
- 「着色がきれいに取れた」
- 「いつもよりツルツルが長持ちする」
- 「さっぱり感が違う」
といったお声をいただくことも多く、選ばれる方が増えています。
私自身も、着色が強い方のクリーニング後に鏡で確認していただく瞬間は、とてもうれしい気持ちになります。
仕上げ磨き後に
気をつけたいこと
仕上げ磨きの直後は、歯の表面がツルツルになり、汚れが付きにくい状態になっています。
この状態を少しでも長く保つため、帰宅後すぐの食事や飲みものには、いつもよりひと工夫してみてください。
エアフロークリーニング後は、コーヒーや紅茶、カレーや醤油料理など着色しやすいものはできるだけ控えると、白さやツヤ感をキープしやすくなります。
ブラシ仕上げ磨き・エアフローどちらの場合も、当日は歯ぐきがほんの少し敏感になることがありますので、強く磨きすぎず、いつも通りの丁寧な歯磨きを心がけてください。
どちらの方法でも、仕上げ磨きは「その日きれいにする」だけでなく、次回の検診までのホームケアの土台を整える大切なステップです。
フロスや歯間ブラシもあわせて行っていただくと、クリーニングの効果をより長く実感しやすくなります。
ご自宅での歯磨きを続けていただくことで、より長く快適なお口の状態を保っていただけます。
まとめ
当院では、
- ブラシによる仕上げ磨き
- エアフロークリーニング
の2種類からお選びいただけます。
それぞれに特徴があり、お口の状態や目的によって向いている方法が異なります。気になる方は、ぜひお気軽にお声かけください。
お一人おひとりに合った方法をご提案させていただきます。
これからも、安心して通っていただけるよう丁寧なクリーニングを心がけていきます。
この記事を監修した人
やまもと歯科 大久保院 院長
山本 康博
院長の山本は、一般歯科から専門的な治療まで幅広い診療を提供し、地域の皆様の口腔健康をサポートしています。国立東北大学歯学部を卒業後、滋賀医科大学医学部歯科口腔外科に入局し、総合歯科や複数の医療法人で院長を歴任。2018年にやまもと歯科大久保院を開院しました。
歯科医師臨床研修指導歯科医師(厚生労働省)の資格を持ち、日本口腔インプラント学会会員として専門的な知識と技術を習得。ストローマンインプラントマスターコースをはじめとする多数の研修に参加し、「家族と同じように、想いを込めて治療する」という理念のもと、患者様に寄り添った丁寧な歯科医療を提供しています。