2025.01.29

検討前に必ず確認!インプラントのデメリット|5つの特徴から適性診断

インプラント治療は、失った歯の機能を取り戻す選択肢として注目を集めています。従来の入れ歯やブリッジと比べて、天然歯に近い使用感や見た目の自然さが特徴です。

一方で、治療費用や期間など、考慮すべき点もあります。

この記事では、インプラント治療のメリットとデメリットを詳しく解説します。インプラント治療を検討する際にぜひ参考にしてください。

インプラント治療のメリット

インプラント治療のメリット

歯科治療でインプラントを検討している方は、具体的な効果や特徴を知りたいと考えているはずです。

インプラントには素晴らしい利点があるため、詳しく説明していきます。

本物の歯のような噛み心地

インプラントによって、歯根からしっかりと固定された天然歯と同じような自然な噛み心地を得られます。

入れ歯を使用する場合、食べ物が挟まって不快になったり、うまく噛めなかったりする問題が発生します。

その点、インプラントはあごの骨に人工の歯根を直接固定するため、自然な歯と変わらない感覚で食事を楽しめます。

主な材料として使用されるチタンには、骨との結合性が高く、耐久性に優れた特性があります。

チタン製のインプラントは骨にしっかりと定着するため、強い力がかかる場面でも安定した状態を保ちます。

見た目の自然さ

インプラントは見た目の自然さにおいて高い評価を得ています。

保険診療による差し歯では色合いが不自然になりがちで、入れ歯では金具が露出する心配もあります。

インプラントにおいては、セラミックやジルコニアといった材料を採用することで、隣接する歯との色合いが自然に調和した審美性の高い仕上がりが可能です。

健康な歯を守れる特徴

ブリッジや入れ歯による治療では、残存する歯を削る工程が必要となり、健康な歯への影響は避けられません。

一方でインプラント治療では、周囲の歯に負担をかけない独立した施術が可能です。

特殊なケースを除き、健康な歯を傷つけることなく治療を進められます。

心身の健康増進に貢献

インプラントで食事をしっかり噛めるようになると、心と体の健康維持に良い効果をもたらします。

特に奥歯(大臼歯)で食べ物を噛むことで脳への刺激が生まれ、脳の働きが活発になり認知症予防の効果を期待できます。

さらに、十分な咀嚼により唾液の分泌量が増加するため、アンチエイジング効果で注目を集めるパロチンというホルモンの分泌促進も期待できます。

あごの骨を健康に保つ

自然な歯は歯根があごの骨に埋まっているため、歯を失うとあごの骨が徐々に細くなります。

インプラント治療では人工の歯根を直接あごの骨に埋入するため、咀嚼時の刺激があごの骨に伝わり、骨の萎縮を抑制できます。骨密度の維持にも効果的な治療法といえます。

インプラント治療のデメリット

インプラント治療のデメリット

インプラントには多くの優れた特徴がありますが、治療を検討する際には考慮すべき点もあります。具体的な内容を説明します。

費用に関する検討事項

インプラントは、健康保険の適用外となる自由診療のため、通常の歯科治療と比べて費用負担が大きくなります。

治療後は定期的なメンテナンスも必要となるため、長期的な費用計画を立てることが重要です。

当医院は、1,000症例を超える実績を積み重ねています。豊富な経験から選び抜いたストローマンとデンティウム社の製品を使用し、品質と価格のバランスを追求しています。

また、以前のブログで書きました通り、インプラント治療は医療費控除を申請することで、還付金を活用し費用負担を軽減することが出来ます。是非参考にしてください。

時間的な配慮が必要な点

インプラント治療は従来の歯科治療より時間を要します。抜歯からインプラント手術後の経過観察まで、最低5回の通院が必要となり、状態によっては半年程度の期間がかかります。

骨の状態により人工歯根と骨の結合には最低約1か月、長ければ6か月の時間が必要となるためです。

当医院では、治療期間の短縮を目指してストローマン製品を積極的に活用しています。高品質な製品を使用することで、より効率的な治療進行を実現しています。

外科的処置の実施

インプラントではあごの骨への人工歯根の埋入手術が必要です。

局所麻酔で痛みを抑制しますが、体への負荷は避けられません。服薬中の方や妊娠中の方は、術前に詳しい相談が不可欠です。

医院選びでは、豊富な治療実績を持つインプラントベテラン医を選択することが重要です。

歯科医師免許があれば誰でも実施できる治療のため、経験値の確認が必須となります。

継続的な管理の重要性

治療後は定期的な管理が欠かせません。チェックでは人工歯根の固定状態や人工歯の適合性を確認し、必要な処置を行います。

3か月ごとの定期検診が推奨されるため、長期的な通院計画が必要です。歯科での定期検診習慣は残存歯の健康維持にも効果的です。

感染への対策

インプラントで最も警戒すべき合併症は、骨組織を破壊するインプラント歯周炎です。

天然歯の歯周病に似た性質を持つため、進行すると人工歯根の脱落リスクが高まります。

症状の自覚時には病状が進んでいることが多いため、予防的な定期管理が重要です。

医院選択では、使い捨て器具の採用など、個室での手術を行うなど厳格な感染対策を実施している施設を選ぶことが賢明です。

適切な衛生管理は治療の安全性を高めます。

まとめ

まとめ

インプラント治療は、失った歯の機能と見た目を自然な形で取り戻せる効果的な治療法です。天然歯のような噛み心地や美しい外観が得られ、健康な歯を傷つけることなく治療できます。さらに、あごの骨の萎縮を防ぎ、心身の健康維持、健康寿命の更新にも貢献します。

一方で、治療費が高額になることや、手術が必要なこと、治療期間が長くなることなどの特徴もあります。また、治療後は定期的なメンテナンスが必要で、感染症のリスクにも注意が必要です。

インプラント治療の成功には、豊富な治療実績を持つ医院選びと、適切な術後管理が重要となります。治療を検討する際は、これらの特徴を十分に理解したうえで、歯科医師と相談して判断することをお勧めします。

患者様が
笑顔で人生を送れるように

まとめ

インプラント治療を検討される方の多くは、ブリッジによる健康な歯への負担や、入れ歯が周囲の歯に与える影響を懸念されています。確かにインプラントは有効な選択肢ですが、最適な治療法は患者様の状況によって異なります。

残存歯の状態、咬合バランス、骨密度、年齢、全身の健康状態、治療部位など、さまざまな要因を総合的に判断する必要があります。すべての方にインプラントが最善とは限らないのです。

宇治市のやまもと歯科はでは、歯科医師、専門カウンセラーがインプラントに対する不安、疑問、将来的なご相談をしっかりとお聞きする準備をして、患者さんをお待ちしております。

各患者様の個別の状況や要望を丁寧にお聞きし、長期的な観点から最適な治療方針を提案させていただきます。些細な不安や疑問でも構いませんので、どうぞお気軽にご相談ください。

治療方針の決定には、患者様との十分な対話を大切にしています。快適な歯科治療を通じて、皆様の健やかな暮らしをサポートいたします。

患者様の将来が笑顔になれる治療をお約束致します。
まずは些細なお悩みでも大丈夫ですので、
お気軽にご相談下さい。

記事の筆者情報

やまもと歯科 大久保院 院長

やまもと歯科 大久保院 院長

経歴

平成18年3月 国立東北大学歯学部 卒業
平成18年4月 滋賀医科大学医学部 歯科口腔外科 入局
滋賀県立成人病センター 麻酔科 研修
平成20年4月 京都 医療法人にて副院長として勤務
平成23年4月 大阪 インプラントセンターにて診療部長として勤務
平成26年4月 京都・滋賀 広域医療法人にて院長歴任
平成30年3月 やまもと歯科 大久保院 開院

資格・参加研修会

  • 歯科医師臨床研修指導歯科医師(厚生労働省)
  • 日本口腔インプラント学会 会員
  • ストローマンインプラントマスターコース
  • ノーベルバイオケアインプラントコース
  • その他、多数参加

やまもと歯科 大久保院

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