2025.08.15
子供に歯磨きを好きにさせるコツ
こんにちは。やまもと歯科大久保院です。
子供が歯磨きを嫌がって頭を悩ませているお母さんも多いのではないでしょうか?無理やり磨かせると歯磨き嫌いに拍車がかかってしまい、将来的な口腔ケアへの意欲にも悪影響を及ぼす可能性があります。そこで今回は、子どもが自発的に、そして楽しく歯磨きをできるようになるための「好きにさせるコツ」をいくつかご紹介します。
好きにさせる5つのコツ
1.歯磨きを「楽しい時間」にする
子どもにとって「楽しいかどうか」は何よりも大切です。単なる日課ではなく、遊びやスキンシップの一環として歯磨きを位置づけると、抵抗感がぐっと減ります。たとえば、以下のような工夫が効果的です。
- 好きなキャラクターの歯ブラシや歯磨き粉を使うお気に入りのキャラクターがついているだけで、子どものテンションは上がります。「○○と一緒に歯を磨こう!」と声かけすると、自然と前向きになれることも。
- 歯磨きソングを活用する市販のCDやYouTubeなどには、歯磨きの時間にぴったりの歌がたくさんあります。リズムに合わせてブラッシングすると、楽しい上に磨き残しも防ぎやすくなります。
- 歯磨き絵本の活用絵本のストーリーで歯磨きの大切さを伝えると、理解が深まり「自分もやらなきゃ」という意識が芽生えます。
2.成功体験を積ませる
「自分でできた!」という達成感は、子どものやる気を大きく引き出します。
- 子ども用の鏡を置いて、自分の動きを見ながら磨かせる鏡の前で自分の口の中を見ながら磨くことで、「自分で歯をきれいにしている」という実感が湧きます。
- タイマーやスタンプで達成を見える化する2分間のタイマーをセットして「できたらシールを貼ろう」といった工夫で、毎日の歯磨きがゲーム感覚になります。
3.一緒に歯を磨く
子どもは親のまねをするのが大好きです。お父さんお母さんが楽しそうに歯を磨いている姿を見せることで、自然と「自分もやりたい!」という気持ちが湧いてきます。
- 家族で「歯磨きタイム」を作る「みんなで一緒に歯を磨こう」という習慣は、楽しいだけでなく、生活のリズム作りにもなります。
- 「仕上げ磨き」も愛情表現として子どもが自分で磨いたあと、親が優しく仕上げ磨きをすることで、スキンシップと安心感を得ることができます。
4.無理やりやらない
嫌がる子に無理やり歯磨きをすると、トラウマになってしまうこともあります。日によって機嫌が悪いときは、少し間をあけたり、別の方法で気をそらすなどの工夫をしてみましょう。
- 「今日はうがいだけでもOK」にする日があっても大丈夫毎日完璧にできなくても、トータルで歯磨きが習慣になれば問題ありません。柔軟に構えて、焦らず付き合いましょう。
5.歯医者さんと連携する
定期的に歯科医院で検診を受けることで、プロからの声かけもモチベーションになります。小児歯科では、子どもが楽しく通えるような工夫がなされているので、「歯磨き=歯医者さんでほめられること」とリンクさせるのも効果的です。
最後に
歯磨きは一生付き合っていく習慣です。子ども時代の経験が、その後のケア意識を大きく左右します。「やらなきゃ」ではなく「やりたい」「気持ちいい」「楽しい」と思えるような工夫を、ぜひ親子で見つけていきましょう。継続は力なり。焦らず、でもあきらめず、少しずつ「歯磨き好きな子」へと育てていきましょう。
当院では、子供向けのイベントを定期的に行っています。夏祭りやクリスマス会、外部イベントも行っています。その際に、歯磨き体験やデコレーションオリジナル歯ブラシ作り体験ができます。自分で作った歯ブラシを使うことによって、楽しく歯磨きができます。イベントにもぜひ一度参加してみてください。詳しくはスタッフにおたずねください。