2025.12.19

歯ブラシはいつ交換するべき?

こんにちは。やまもと歯科大久保院です。

今回は、意外と見落としがちな「歯ブラシの交換タイミング」についてお話しします。

歯ブラシの交換目安は?

歯ブラシの交換目安は?

毎日3回、食後に歯磨きをしている方の場合、1ヶ月に1本が目安となります。

ポイント

毛先がヘッドから外にはみ出していれば替え時です。毛先が外向きになると、歯ブラシの側面が歯に当たってしまい、汚れが落ちにくくなるためです。

同じ歯ブラシを使い続ける
3つのデメリット

  1. 虫歯・歯周病のリスクが上がる 毛先が開いた状態の歯ブラシでは、歯の汚れや歯垢をしっかり取り除くことが難しくなります。
    結果として、虫歯や歯周病の原因になりやすくなってしまいます。 虫歯・歯周病のリスクが上がる
  2. 歯や歯ぐきを傷つける 弾力を失った毛先でゴシゴシ強く磨くと、歯の表面や歯ぐきにダメージを与えてしまう可能性があります。
    「虫歯でもないのに熱いものや、冷たいものがしみる」「歯茎は腫れていないのに、歯磨きのあとによく出血する」などの症状がある場合は、歯や歯ぐきが傷んでいるサインかもしれません。 歯や歯ぐきを傷つける
  3. 細菌が増殖しやすい お口の中には常在菌が存在しています。歯を磨くことによって、歯ブラシの毛先に菌がたくさん付着してしまいます。
    なので、常に清潔な歯ブラシを使うことが大切です。衛生管理に注意し、常に清潔な状態を心がけしましょう。 細菌が増殖しやすい

歯ブラシを清潔に保つための
使い方のコツ

歯ブラシを清潔に保つための使い方のコツ
  1. 優しい力で磨くこと 強くこすりすぎると毛先がすぐに開いてしまうだけでなく、歯ぐきを傷つけてしまいます。歯ブラシの毛先を軽く歯に当てる程度の力で、やさしく磨くのが理想です。
  2. 使用後は丁寧に洗う 歯磨きの後は、毛先に汚れや歯磨き粉が残りがちです。流水だけでなく、指で毛先をやさしくこすってしっかり洗い流しましょう。洗い終えたら、汚れが残っていないか確認することも大切です。
  3. よく乾かして保管する 濡れたままの状態では雑菌やカビが繁殖しやすくなります。使用後は水気をしっかり切り、毛先を上にして風通しの良い場所で乾燥させましょう。

まとめ

まとめ

歯ブラシは毎日使うため、正しい使い方と交換時期を意識して、健康なお口をキープしましょう。

適切なブラッシング方法や歯ブラシ選びについても当院でご相談いただけますので、いつでもお気軽にスタッフまでお声がけください。ご自身のケア習慣を見直す良いきっかけとして、ぜひこの機会にチェックしてみてください。

この記事を監修した人

やまもと歯科 大久保院院長 山本 康博

やまもと歯科 大久保院 院長

院長の山本は、一般歯科から専門的な治療まで幅広い診療を提供し、地域の皆様の口腔健康をサポートしています。国立東北大学歯学部を卒業後、滋賀医科大学医学部歯科口腔外科に入局し、総合歯科や複数の医療法人で院長を歴任。2018年にやまもと歯科大久保院を開院しました。 歯科医師臨床研修指導歯科医師(厚生労働省)の資格を持ち、日本口腔インプラント学会会員として専門的な知識と技術を習得。ストローマンインプラントマスターコースをはじめとする多数の研修に参加し、「家族と同じように、想いを込めて治療する」という理念のもと、患者様に寄り添った丁寧な歯科医療を提供しています。

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