痛くない治療って本当?歯科医院の取り組みとは

「歯医者は痛いから苦手…」そんなイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。しかし最近では、多くの歯科医院が"痛くない治療"を目指して、さまざまな工夫を取り入れています。例えば、麻酔の針が刺さる時の痛みを最小限に抑えるために、表面麻酔(塗り薬)を使用したり、極細の注射針を使ったりする技術が一般的になっています。 また、電動麻酔器を使うことで、麻酔液を一定の圧でゆっくりと注入し、違和感や痛みをほとんど感じさせない工夫も進んでいます。「痛みが怖い」と感じて受診をためらっている方こそ、一度相談してみることをおすすめします。歯科医院側も、不安を少しでも取り除けるよう、やさしく丁寧な対応を心がけています。昔と比べて、歯科治療は確実に進化しているのです。 歯医者が苦手なお子さんへ無理なく慣れていくためのサポート 「うちの子、歯医者に行くのをすごく嫌がって…」そんなお悩みを持つ保護者の方は少なくありません。歯科医院の雰囲気や治療器具の音、なにをされるかわからない不安など、子供にとって歯医者は 怖い場所に感じられることがあります。 当院では、歯医者に苦手意識を持つお子さんでも少しずつ慣れていけるよう、段階を踏んだ対応を行っています。まずは、診療室に入ることからはじめ、器具を見たり、椅子に座ってみたりする"トレーニング"を通じて、安心できる環境づくりを大切にしています。 また、治療中もできるだけやさしい言葉かけをしながら、お子さんの様子を見て無理のないペースで進めていきます。「頑張れたね!」と小さな成功体験の積み重ねが、お子さんの自信につながります。お子さんの性格や不安の原因に応じて、私たちが一緒にサポートしますので、どうぞ安心してご相談ください。 まとめ 当院には、保育士資格を持つ歯科助手が在籍しており、お子さんの気持ち気持ちに寄り添った丁寧な対応が可能です。初めての治療でも、不安や怖さをやわらげながら、やさしく声かけを行い、保護者の方と連携して安心できる環境を整えてます。 さらに、診療台には動画を見ながら治療を受けられるモニターを設置。お気に入りのアニメや動画に夢中になっている間に治療が終わっていた!というお子さんもたくさんいます。「うちの子、大丈夫かな…」という方も、どうぞご安心ください。一人ひとりのペースに合わせて、笑顔で通える歯医者を目指しています。

2025.10.01

虫歯のサインとは?見逃してはいけない症状とは

こんにちは、やまもと歯科大久保院です。毎日の歯磨きや定期的な歯科検診をしていても、ふとした時に「これって虫歯かも?」と気になることはありませんか?虫歯は初期の段階では痛みがほとんどなく、気付きにくい病気です。 しかし、早期に対処すれば治療も軽く済み、歯へのダメージも最小限に抑えられます。今回は、虫歯のサインと見逃してはいけない症状について詳しくご紹介します。 虫歯の初期サイン 虫歯は段階を追って進行します。初期段階では症状が軽いため、自覚しづらいことが多いですが、以下のようなサインが見られます。 1.歯の表面が白く濁る 一見すると「汚れかな?」と思ってしまうかもしれませんが、これは「脱灰(だっかい)」と呼ばれる現象で、エナメル質からミネラルが溶け出し始めている証拠です。虫歯のごく初期段階で、痛みはまだありませんが、この段階でケアを始めれば再石灰化も可能です。 2.冷たいものがしみる 冷たい飲み物やアイスを口にしたときに「キーン」と一瞬しみるような感覚がある場合、虫歯がエナメル質の内側にある象牙質まで進行している可能性があります。知覚過敏と似ていますが、虫歯の場合は自然に悪化していく傾向があります。 虫歯が進行すると現れる症状 虫歯が進行すると、明確な症状が出始めます。ここで放置してしまうと、最終的には神経や歯根にまで達してしまい、抜歯が必要になるケースもあります。 1.甘いものがしみる 冷たいものだけでなく、チョコレートやジュースなど甘いものを口にしたときに痛みを感じるようになると、虫歯の進行はかなり進んでいると考えられます。象牙質の中を通る神経に近づいている状態です。 2.噛むと痛い、違和感がある 食事中に「この歯だけ噛むと痛い」「何か詰まっている感じがする」といった症状が出る場合、歯の中で炎症が起きているサインです。炎症が神経にまで及ぶと、激しい痛みや腫れを引き起こすことがあります。 3.歯に穴が開いている 鏡で見て歯に黒い点や穴が確認できた場合、虫歯はかなり進行しています。ここまでくると自然治癒は望めず、歯を削って詰め物をする治療が必要です。 絶対に見逃してはいけない症状 以下のような症状がある場合、できるだけ早く歯科医院を受診してください。放置すると神経が死んでしまい、根の治療や抜歯が必要になります。 夜中にズキズキとした痛みで目が覚める 何もしていなくても痛む(自発痛) 歯茎が腫れて膿が出る 歯の色が黒ずんでいる 歯が欠けたり折れたりした これらは、虫歯が神経や歯根にまで達した「末期の虫歯」の可能性が高く、放置することで口臭や全身疾患のリスクも高まります。 虫歯を防ぐためにできること 虫歯は予防が何よりも大切です。以下のポイントを意識することで、虫歯リスクを大きく減らすことができます。 毎日の正しいブラッシング 間食を控える フッ素入り歯磨き粉の使用 定期的な歯科検診(半年に1回が理想) 当院では、虫歯の早期発見・予防に力を入れています。少しでも「おかしいな」と感じたら、お気軽にご相談ください。違和感が「大きな治療」につながる前に、小さなうちに手を打つことが、歯を守る最善の方法です。 まとめ 虫歯は「痛くなってから」ではなく、「違和感を感じたとき」に行動することがとても大切です。初期の段階であれば、治療の負担も時間も最小限に済みます。「白く濁っている」「しみる」「噛むと痛い」など、どんな小さなサインでも気になったら、ぜひ一度当院へご相談ください。

2025.09.24

虫歯にならないための毎日のケア方法

今日から実践できる具体的な方法 1.正しい歯磨きの習慣を身につける(1日2~3回) 虫歯予防の基本は、やはり毎日の歯磨きです。特に、寝ている間は唾液の分泌が少なくなるため、細菌が増えやすくなります。そのため、夜寝る前の歯磨きは最も大切です。 1日2~3回 朝・夜は必須できれば昼食後も磨くと理想的です。 磨く時間 1回につき最低でも2分できれば3分を目安に。 磨き方のポイント •歯と歯ぐきの境目にブラシを45度の角度で当て、小刻みに動かす•奥歯の溝や歯の裏側も忘れずに•力を入れすぎず、歯ブラシの毛先が広がらない程度の力で 電動歯ブラシの使用も効果的。正しく使えば手磨きよりも磨き残しが少なくなります。 2.フロスや歯間ブラシを毎日使おう 歯と歯の間には、普通の歯ブラシでは届かない"プラーク(歯垢)"が残りがちです。この部分は虫歯や歯周病の原因になりやすいため、フロス(糸ようじ)や歯間ブラシを活用するのがとても大切です。 使用頻度 少なくとも1日1回、特に夜寝る前に使うと効果的。 種類 •歯と歯の間が狭い人→デンタルフロス•少しすき間がある人→歯間ブラシ 初めての人は、鏡の前で丁寧に使いましょう。 3.フッ素入り歯みがき粉で歯を強くする フッ素(フッ化物)は、歯の再石灰化を促し、虫歯菌の働きを抑える働きがあります。多くの歯科医がフッ素の使用を推奨しています。 おすすめ濃度 1450ppm(成人)※6歳未満の子どもは低濃度(500~1000ppm)を使用。 使い方のコツ •歯磨き粉は"1~2cm程度(大人)"を目安に•磨いた後は軽く1回だけ口をゆすぐ。フッ素が残りやすくなります•就寝前の使用が特に効果的 4.間食の回数を減らす 1日に何度も食事やおやつをとっていると、口の中が酸性になる時間が長くなり、歯が溶けやすい状態が続きます。間食の回数が多いと虫歯リスクが大幅に上がるのです。 1日の間食回数は1~2回以内を目安に 飴やガムなど、口に長く残るものは特に注意が必要です 飲み物も要注意:スポーツドリンク、ジュース、甘いカフェラテなどは頻繁に飲まないように 5.糖分の摂取量を意識する 虫歯菌のエサとなるのは「糖分」。普段口にする食品にどれくらいの砂糖が含まれているか、意識するだけでも虫歯予防につながります。 清涼飲料水1本に含まれる砂糖は、なんと角砂糖10個以上のことも おやつを選ぶなら、キシリトール配合のガムやナッツなど、虫歯になりにくいものを選びましょう どうしても甘いものを食べたいときは、食後にまとめて食べるのがコツ 6.唾液を増やして口内を守る 唾液には、口の中を中性に保ち、酸を洗い流す働きがあります。唾液の分泌が少ないと、虫歯になりやすくなってしまいます。 こまめに水やお茶を飲む(無糖のもの) よく噛んで食べる(特に繊維質の多い野菜) ガム(キシリトール入り)を噛んで唾液を増やす ストレスや加齢、薬の副作用でも唾液は減ることがあるので注意 7.歯科医院での定期検診を受けよう(3~6ヶ月ごと) どれだけ自分でケアしていても、どうしても磨き残しは出てしまうもの。"歯科医院での定期検診とクリーニング"(PMTC)"を受けることで、早期に虫歯を見つけたり、予防することができます。 歯石の除去 フッ素塗布 磨き残しのチェックや歯磨き指導 小さな虫歯の早期発見・治療 定期検診は「歯を治すため」ではなく「歯を守るため」に受けるものです。 まとめ 虫歯予防は、「特別なこと」ではなく、「ちょっとした習慣の積み重ね」が何よりも大切です。 「正しく丁寧な歯磨き」「フロスやフッ素の活用「食生活の見直し」「歯科医院での定期チェック」これらを実践することで、一生自分の歯で美味しく食べられる未来がぐっと近づきます。ぜひ今日からできることから始めてみてください。

2025.09.17

定期検診って本当に必要?歯医者さんが教える予防の大切さ

「歯医者って痛くなった時だけ行けばいいんじゃないの?」そんな声をよく耳にします。 確かに、忙しい毎日の中で歯のことまで気を配るのは大変ですよね。しかし、実は"痛くなってから"では遅いこともあるのです。今回は、「定期検診って本当に必要?」という疑問にお答えしながら、定期検診の重要性についてお話しします。 痛くなる前に見つけるのが"予防歯科" 虫歯や歯周病は、初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。「なんとなく違和感がある」「ちょっと染みるかも」と思った時には、すでにかなり進行しているケースも少なくありません。 定期検診では、虫歯や歯周病の"兆し"を見逃さず、早期発見・早期治療に繋げることができます。初期の虫歯であれば、削らずに済むこともありますし、歯周病も進行を止められる可能性が高くなります。 定期検診で受けられること 定期検診では、以下のような処置やチェックが行われます。 歯の表面や歯間、歯ぐきのチェック(虫歯・歯周病の診査) プラーク(歯垢)や歯石の除去(スケーリング) 噛み合わせの確認 ブラッシング指導 必要に応じてレントゲン撮影 普段のセルフケアだけでは取り除けない歯石や、磨き残しの多い箇所をプロの目でしっかりチェック・ケアすることができるのです。 定期検診で"守れる"歯の寿命 日本では、80歳で平均して残っている歯の本数が約15本。一方、スウェーデンなどの予防歯科が進んでいる国では、同年齢で20本以上残っている人も多くいます。その違いを生んでいる大きな要因が「定期検診の受診率」です。 虫歯や歯周病が進行してしまうと、最終的には抜歯が必要になり、入れ歯やインプラントなどの治療に頼ることになります。定期検診を受けていれば、こうした"歯を失うリスク"を大幅に減らすことができるのです。 実は医療費の節約にもつながる 「定期検診=お金がかかる」と思われがちですが、実は逆。歯が悪くなってから大がかりな治療を受けるよりも、定期的な予防処置を行っていたほうが、結果的に医療費を抑えることができるのです。 例えば、虫歯が進行して神経まで達すると、治療には何回も通院が必要で、費用も高くなります。一方で、定期的にチェックとクリーニングを受けていれば、初期の段階で対処でき、治療費も最小限に抑えられます。 あなたの未来の歯を守るために 定期検診は「今の健康な歯」を「将来も健康に保つ」ための、大切な習慣です。たった数か月に1回、30分~1時間の検診で、一生自分の歯で食べられる可能性がグンと高まります。 歯医者は「痛くなってから行く場所」ではなく、「痛くならないように行く場所」。これを機に、ぜひ定期検診の予約を入れてみてくださいね。

2025.09.10

歯周病が全身の健康に与える影響とは?

皆さんは、「歯周病」がお口の中だけの問題だと思っていませんか? 実は歯周病は、口腔内の病気にとどまらず、全身の健康に深く関わっていることがわかってきています。歯科医院ではよく「歯周病は放っておくと怖い病気です」と言われますが、その背景には、歯周病と全身疾患との関連があるのです。 今回は、歯周病が全身の健康に与える影響について、わかりやすく解説します。 歯周病とは? 歯周病は、歯と歯ぐきの間に細菌が感染し、歯ぐきの炎症や歯を支える骨の破壊を引き起こす病気です。初期段階では「歯肉炎」と呼ばれ、歯ぐきが赤く腫れたり出血したりしますが、進行すると「歯周炎」になり、最終的には歯が抜け落ちることもあります。 歯周病の原因はプラーク(歯垢)に含まれる細菌であり、口腔内の清掃不良、喫煙、ストレス、糖尿病、加齢などもリスク因子となります。 歯周病と全身疾患の関係 では、なぜ歯周病が全身の健康に影響するのでしょうか? その答えは、歯周病菌や炎症性物質が血流にのって全身に運ばれることにあります。これにより、さまざまな全身疾患のリスクが高まると考えられています。以下に代表的な疾患との関連をご紹介します。 心疾患・脳卒中歯周病菌が血管内に侵入すると、血管の内壁に炎症を起こし、動脈硬化を進行させることがあります。これが心筋伷塞や狭心症、脳卒中などのリスクを高めるとされています。実際、歯周病のある人は、ない人と比べて心血管疾患の発症率が高いという研究結果もあります。 糖尿病歯周病と糖尿病は「双方向の関係」があるといわれています。糖尿病があると歯周病が悪化しやすくなり、逆に歯周病があると血糖コントロールが悪化することが知られています。歯周病を治療することでHbA1c(ヘモグロビンA1c)が改善するケースも報告されています。 妊娠と早産・低体重児出産妊婦さんが重度の歯周病を持っている場合、早産や低体重児出産のリスクが高まることがあります。これは、歯周病による炎症性物質が子宮の収縮を促す可能性があるためです。妊娠前や妊娠初期に歯科検診を受け、口腔内の健康を整えることが重要です。 誤嚥性肺炎高齢者に多くみられる誤嚥性肺炎も、歯周病菌が関与していると考えられています。食事や唾液とともに歯周病菌が気道に入り込み、肺に炎症を引き起こすことがあるため、特に介護が必要な高齢者の口腔ケアは非常に重要です。 予防と対策 歯周病を予防するためには、日々の正しい歯みがきと、歯科医院での定期的なプロフェッショナルケアが不可欠です。特に以下の点を意識しましょう。 毎日の丁寧なブラッシング(歯間ブラシやフロスも活用) 食生活の改善(糖分の摂り過ぎに注意) 禁煙 ストレス管理 定期的な歯科健診と歯石除去 歯周病は単なる「歯ぐきの病気」ではなく、全身の健康と密接に関わる疾患です。お口の中のケアを怠ることは、全身の病気の引き金になる可能性があります。 つまり、「健康はまず口から」これは決して大げさな言葉ではありません。 将来の健康を守るためにも、ぜひ定期的な歯科検診と、日々の口腔ケアを大切にしてください。

2025.09.03

矯正治療、何歳からでも出来る?

「矯正治療は子どものうちに始めるもの」と思っていませんか?実際、矯正と聞くと小学生や中学生の子どもがワイヤーをつけている姿を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、実は矯正治療は大人になってからでも始められるのです。近年では、30代・40代はもちろん、60代以上の方が矯正治療を始めるケースも増えています。 大人の矯正は「遅くない」 歯並びが気になるけれど、「もう手遅れかも」と諦めている方は少なくありません。ですが、歯と歯茎が健康であれば、何歳であっても矯正治療は可能です。年齢が高くなると治療に時間がかかることはありますが、効果が得られないということはありません。 矯正は見た目の美しさだけでなく、かみ合わせの改善や虫歯・歯周病予防にもつながる医療行為です。歯並びが整うことで、磨き残しが減り、長い目で見てお口全体の健康が守られるのです。 大人の矯正にはこんなメリットも 審美的な改善仕事上、人と話す機会が多い人にとって、歯並びの改善は大きな自信になります。 コンプレックスの解消長年気になっていた口元の悩みが解消され、表情も自然に明るくなります。 ライフステージの変化に対応結婚、転職、定年など、新たなスタートに合わせて矯正を考える人も多いです。 子どもとの違いは? 子どもの矯正は、骨の成長を利用して顎のバランスを整える「成長誘導」ができるのが大きな利点です。一方、大人は成長が終わっているため、歯の移動に時間がかかることや、骨の柔軟性が低い分だけ負担がかかることがあります。ただし、治療計画をしっかり立てれば、大人でも十分な成果が得られます。 最近では、目立ちにくい「マウスピース矯正」や、歯の裏側につける「裏側矯正」など、ライフスタイルに合わせた選択肢も増えています。仕事や人間関係に配慮しながら治療を進められる点も、大人の矯正が注目される理由のひとつです。 最後に:始めたいと思った時がベストタイミング 矯正治療は、見た目と健康の両方を整えるための大切な手段です。「もっと早くやっておけばよかった」という声も多く聞かれますが、始めたいと思ったときがベストなタイミングです。 年齢にとらわれず、自分の口元に自信を持てる人生を目指して、一歩を踏み出してみませんか?当院ではシミュレーションも無理で行っています。今の状態と、矯正後の状態を比較することができます。少しでも歯並びが気になってる方は試しにシミュレーションをしてみてはいかがでしょうか? いつでもご相談ください。

2025.08.28

子供の歯並びが気になるときのチェックポイ ント

チェックポイント5選 1.乳歯のすき間が少ない・まったくない 乳歯の時期に歯と歯の間にすき間(すきっ歯)がないと、永久歯が生えてくるスペースが足りない可能性があります。永久歯は乳歯よりも大きいため、乳歯の段階で多少のすき間があるのが理想的です。 チェックポイント 乳歯がびっしり並んでいる 歯と歯の間にほとんどすき間がない 2.前歯が出ている・噛み合わせが深い 上の前歯が大きく前に出ている状態(出っ歯)や、噛ん だときに下の前歯がほとんど見えないほど深く噛み込んでいる場合も注意が必要です。 チェックポイント 横から見て上の前歯がかなり前に出ている 噛んだときに下の前歯が見えない 3.前歯が噛み合わず開いている(開咬) 前歯を閉じても上下の前歯がかみ合わず、すき間ができている場合、開咬(かいこう)と呼ばれます。指しゃぶりや口呼吸、舌を前に出す癖(舌癖)が原因になることがあります。 チェックポイント 食べ物を前歯で噛み切りにくそう いつも口が開いている 指しゃぶりが長引いている 4.顎の左右差・受け口がある 下の歯が上の歯より前に出ている受け口(反対咬合)や、顎が左右にずれているように見える場合は、早期の対処が必要です。 遺伝による場合もありますが、癖や噛み方の影響も大きいです。 チェックポイント 笑ったときに顎のズレが目立つ 噛み合わせが上下逆 5.歯が生えてくる順番や場所がおかしい 永久歯が生える順番が極端に違ったり、明らかにずれた場所から生えてきたりしたときは、歯列や顎の発育に影響が出ることも。 乳歯が抜ける前に永久歯が出てきている(二枚歯) 永久歯が変な場所から生えている 気になったら早めに小児歯科・矯正歯科へ相談を 歯並びの問題は、早期に発見して対処することで大きな矯正を避けられるケースも多いです。特に6歳~10歳くらいの「混合歯列期」は、矯正治療の始めどきとして適しています。 まとめ 乳歯のすき間が少ない 出っ歯・深い噛み合わせ 開咬・口呼吸・指しゃぶり 顎のズレや受け口 生え変わりの異常 ちょっとした変化でも、「あれ?」と思ったら、まずは歯科医院に相談を。定期的な歯科検診と専門家のアドバイスで、安心して子どもの成長を見守りましょう。

2025.08.21

子供に歯磨きを好きにさせるコツ

こんにちは。やまもと歯科大久保院です。 子供が歯磨きを嫌がって頭を悩ませているお母さんも多いのではないでしょうか?無理やり磨かせると歯磨き嫌いに拍車がかかってしまい、将来的な口腔ケアへの意欲にも悪影響を及ぼす可能性があります。そこで今回は、子どもが自発的に、そして楽しく歯磨きをできるようになるための「好きにさせるコツ」をいくつかご紹介します。 好きにさせる5つのコツ 1.歯磨きを「楽しい時間」にする 子どもにとって「楽しいかどうか」は何よりも大切です。単なる日課ではなく、遊びやスキンシップの一環として歯磨きを位置づけると、抵抗感がぐっと減ります。たとえば、以下のような工夫が効果的です。 好きなキャラクターの歯ブラシや歯磨き粉を使うお気に入りのキャラクターがついているだけで、子どものテンションは上がります。「○○と一緒に歯を磨こう!」と声かけすると、自然と前向きになれることも。 歯磨きソングを活用する市販のCDやYouTubeなどには、歯磨きの時間にぴったりの歌がたくさんあります。リズムに合わせてブラッシングすると、楽しい上に磨き残しも防ぎやすくなります。 歯磨き絵本の活用絵本のストーリーで歯磨きの大切さを伝えると、理解が深まり「自分もやらなきゃ」という意識が芽生えます。 2.成功体験を積ませる 「自分でできた!」という達成感は、子どものやる気を大きく引き出します。 子ども用の鏡を置いて、自分の動きを見ながら磨かせる鏡の前で自分の口の中を見ながら磨くことで、「自分で歯をきれいにしている」という実感が湧きます。 タイマーやスタンプで達成を見える化する2分間のタイマーをセットして「できたらシールを貼ろう」といった工夫で、毎日の歯磨きがゲーム感覚になります。 3.一緒に歯を磨く 子どもは親のまねをするのが大好きです。お父さんお母さんが楽しそうに歯を磨いている姿を見せることで、自然と「自分もやりたい!」という気持ちが湧いてきます。 家族で「歯磨きタイム」を作る「みんなで一緒に歯を磨こう」という習慣は、楽しいだけでなく、生活のリズム作りにもなります。 「仕上げ磨き」も愛情表現として子どもが自分で磨いたあと、親が優しく仕上げ磨きをすることで、スキンシップと安心感を得ることができます。 4.無理やりやらない 嫌がる子に無理やり歯磨きをすると、トラウマになってしまうこともあります。日によって機嫌が悪いときは、少し間をあけたり、別の方法で気をそらすなどの工夫をしてみましょう。 「今日はうがいだけでもOK」にする日があっても大丈夫毎日完璧にできなくても、トータルで歯磨きが習慣になれば問題ありません。柔軟に構えて、焦らず付き合いましょう。 5.歯医者さんと連携する 定期的に歯科医院で検診を受けることで、プロからの声かけもモチベーションになります。小児歯科では、子どもが楽しく通えるような工夫がなされているので、「歯磨き=歯医者さんでほめられること」とリンクさせるのも効果的です。 最後に 歯磨きは一生付き合っていく習慣です。子ども時代の経験が、その後のケア意識を大きく左右します。「やらなきゃ」ではなく「やりたい」「気持ちいい」「楽しい」と思えるような工夫を、ぜひ親子で見つけていきましょう。継続は力なり。焦らず、でもあきらめず、少しずつ「歯磨き好きな子」へと育てていきましょう。 当院では、子供向けのイベントを定期的に行っています。夏祭りやクリスマス会、外部イベントも行っています。その際に、歯磨き体験やデコレーションオリジナル歯ブラシ作り体験ができます。自分で作った歯ブラシを使うことによって、楽しく歯磨きができます。イベントにもぜひ一度参加してみてください。詳しくはスタッフにおたずねください。

2025.08.15

口臭の原因と対策:今日からできるニオイ対策

こんにちは。やまもと歯科大久保院です。 「口が臭っていないか心配…」そんな経験は誰しも一度はあるのではないでしょうか?口臭は自分では 気づきにくいものですが、他人には意外と伝わっていることがあります。今回は、口臭の主な原因とその対策について詳しく説明します。 口臭の主な原因 口臭の原因は大きく分けて以下の3つに分類されます。 口内環境の悪化最も一般的な原因が、口内の清潔さに関係するものです。歯垢や舌苔(舌の表面に溜まる白い汚れ)、虫歯、歯周病などが原因で細菌が繁殖し、悪臭のものとなるガス(揮発性硫黄化合物)が発生します。 飲食物や嗜好品ニンニク、タマネギ、アルコール、コーヒー、喫煙などは、一時的に強い口臭を引き起こします。これらの成分は口内に残るだけではなく、体内に吸引されて肺からも排出されるため、しばらく臭いが残ることがあります。 全身的な健康状態胃腸の不調、糖尿病、肝臓、腎臓の疾患、蓄膿症などの病気が原因となることもあります。このような「病的口臭」は医療機関での受診が必要です。 口臭の対策 では、日常的にできる口臭予防にはどのような方法があるのでしょう? 正しい歯磨きと舌ケア歯磨きは1日2回以上、歯ブラシだけではなく、フロスや歯間ブラシも併用しましょう。また、舌苔は専用の舌ブラシでやさしく取り除くことが大切です。 食生活の改善刺激の強い食品は控えめにし、野菜や発酵食品を積極的に摂取することで腸内環境も整えられます。腸内環境の悪化は、口臭にも影響することがあります。 定期的な歯科検診歯科医院での定期的な検診とクリーニングは、虫歯や歯周病の早期発見・予防につながります。 専門医の受診もし、口内ケアをしても口臭が気になる場合は、内科や耳鼻咽喉科で診てもらうことをおすすめします。 まとめ 口臭は、日々の生活習慣を見直すことで大きく改善することができます。原因を知り、的確な対策を講じれば、他人の目を気にせず会話を楽しむことができるようになります。今日からできる小さなケアを積み重ねて、自信ある毎日を送りましょう。

2025.08.06

夏休みは虫歯が増える?~家庭でできる虫歯予防~

こんにちは。やまもと歯科大久保院です。 夏休みは子どもたちにとって楽しみな季節。でも実は、夏休み明けに虫歯が増える子が多いってご存じですか? 今回は、「なぜ夏休みに虫歯が増えやすいのか」「おうちでできる対策」について、ママたちにぜひ知ってほしいことをまとめました。 夏休みが虫歯のリスクを高める理由 夏休みは普段よりも生活リズムが乱れがち。以下のような理由で、お口の中の環境が悪化しやすくなります。 食べる回数が増える学校がある日よりも、家でのんびり過ごすことが多くなり、「ちょこちょこ食べ」「だらだら食べ」が増えやすくなります。口の中に糖分が残る時間が長くなり、虫歯菌が活発に。 甘いおやつやジュースの機会が増える暑い夏には、アイスやジュース、かき氷など、甘いものが日常的になりがちです。これらは糖分が多く、虫歯の大好物。頻繁にとることで虫歯のリスクが高まります。 歯みがきのタイミングが乱れる夜更かししたり、昼寝をしたり…と生活リズムが乱れることで、歯みがきを忘れたり、サッと済ませがちになったりすることも。特に「寝る前の歯みがき」は、虫歯予防にとても大切です。 おうちでできる虫歯予防のポイント 夏休み中でも、ちょっとした工夫でお口の健康を守ることができます。以下のことを意識してみましょう。 「時間を決めて食べる」習慣をつける「おやつは3時まで」など、食べる時間を決めてだらだら食べを防ぎましょう。食後に口をゆすぐだけでも、虫歯予防になります。 甘い飲み物は回数を減らすスポーツドリンクやジュースは、砂糖が多く含まれています。お水やお茶を基本にし、甘い飲み物は1日1回程度に抑えるのが理想です。 寝る前はしっかり仕上げ磨きを特に夜は、虫歯菌が活動しやすくなる時間。寝る前の歯みがきは、親御さんの仕上げ磨きで丁寧に行いましょう。フロスも使えるとさらに◎です。 フッ素を活用する市販のフッ素入り歯みがき粉を使ったり、歯科医院でのフッ素塗布もおすすめです。夏休みの間に、定期検診を兼ねてフッ素を塗っておくと安心ですね。 夏休みは「歯の見直し」にぴったりな時期 夏休みは時間に余裕がある分、普段できない歯のチェックやケアを見直す良いチャンスでもあります。 正しい歯みがきができているか? フロスは使えているか? 仕上げ磨きは必要なところまで届いているか? お子さんと一緒に「歯の健康」について話し合ってみるのもおすすめです。絵本や動画を使って楽しく学ぶ方法もあります。 まとめ 夏休みは子どもたちにとって思い出いっぱいの大切な時間。だからこそ、虫歯になってしまって歯医者さん通いになるのは、なるべく避けたいですよね。 だらだら食べを控える 甘いものの摂り方に気をつける 寝る前の仕上げ磨きを忘れない この3つを意識するだけでも、虫歯のリスクは大きく下がります。楽しい夏を過ごしながら、お口の健康もバッチリ守っていきましょう!

2025.07.30
やまもと歯科 大久保院

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宇治市大久保駅・新田駅すぐの歯医者
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