予防歯科とは何か

歯の健康を守るために必要な予防歯科 予防歯科とは、歯や口腔内の健康を維持するための一連の医療・健康管理活動のことを指します。 従来の歯科医療は、歯や歯周病が進行した時に治療を行うものでしたが、予防歯科は、歯や歯周病を発症する前に予防的な処置を行うことで、病気の発生を防ぎ、健康的な口腔環境を保つことを目的としています。 予防歯科には、以下のような取り組みがあります。 定期検診歯科医師が定期的に歯や歯ぐきの状態をチェックし、早期発見・早期治療を行います。定期的な検診は、虫歯や歯周病などの病気を予防するために非常に重要な役割を果たします。 予防処置フッ素塗布やシーラントなどの予防処置を行うことで、虫歯の発生を防ぎます。また、歯周病などの口腔内疾患の予防にも役立ちます。 口腔ケアの指導適切な歯磨き方法や口腔ケアの方法を指導し、患者さんが自分で歯や歯ぐきを守ることができるようにします。また、栄養指導なども行い、口腔内の健康につながる生活習慣を身につけるよう支援します。 予防歯科の重要性は、歯や歯ぐきの健康だけでなく、全身の健康にも密接に関係しています。 歯周病や虫歯などの口腔内の病気が進行すると、炎症が全身に広がり、糖尿病や心臓病、脳卒中などの生活習慣病のリスクが高まります。また、口腔内の感染が重症化すると、免疫力が低下することがあります。そのため、予防歯科は、全身の健康を維持するためにも非常に重要なのです。

2024.02.29

歯周病治療ってどういう治療?

当院の歯周病治療の特徴 当院では歯茎(歯肉)を健康で良い状態にしてからかぶせ物・詰め物などを作るようにしています。 もし、歯周病菌や虫歯菌がたくさんいる状態(汚れがついている状態)で治療を進めても、かぶせ物・詰め物が精密に作成できなかったり、かぶせ物・詰め物の下にばい菌が残ってしまい早期に虫歯になってしまい長持ちしなくなってしまいます。 (特に神経を取ってしまった歯は痛みを感じないうちに重症になってしまうので要注意です!) また、どんなに良いセラミック・ジルコニアなどの詰め物・かぶせ物を歯につけても、歯を失った場所にインプラントをしたとしても、それを支える歯肉・骨が弱っていて歯が抜けてしまったら詰め物・かぶせ物が長持ちしても意味がありません。 そのような理由で当院では歯周病治療に力をいれています。 患者様の中には「歯茎の掃除はもういいから早くかぶせ物を作ってほしい」との希望をおっしゃる方もいらっしゃいますが、それでは長い目でみるとお話ししてきたような理由で結局、患者様の歯を早期に失う結果になってしまうのでこの点をご理解いただければ幸いです。 口腔内だけでなく全身の健康も 私たちは、歯を削ってかぶせ物を作ることが仕事ではなく全身の健康を維持、増進させることが仕事であると考えています。 また今、お話ししたことと関係してくるのですが、従来の歯科治療は痛みがある場所等の困った部位のみ治療し、お口から体全体までを考えた治療を行っていない場合が多かったので、それが歯を失う原因になってしまうこともありました。それを踏まえて、最近では口の中だけをみた治療ではなくお体・年齢・性別・日常の生活まで考慮した治療をする流れになっています。 当院でもまだまだ十分と言えませんがそのような治療を実践しています。 確かに理想の治療をしようと思うと従来の治療に比べて時間がかかりますし、場合によっては痛みを伴うこともあります。 ですので、もし私たちの説明に納得いかない場合はご理解いただけるまで何度でもご説明させています。 そのことを歯科医師にお伝えにくい場合は、遠慮せずに当院の他のスタッフにお伝えていただければ、当院のスタッフもこのことを十分に熟知しておりますのでお答えさせていただきます。 私たちは患者様が良くなることを常に考え、たどり着いた答えを実践することに日々取り組んでいます。 それに患者様からの疑問や希望に応えることが私たちの成長につながることも理解しています。 私たちが成長するためにも当院の方針・治療方法に疑問があれば遠慮せずにお聞きください。 今後もスタッフ一同、皆様のご来院をお待ちしております。

2024.02.07

歯みがきを嫌がられるけどどうしたらいい?

将来のためにもしっかりと歯磨きを 今回は、「歯みがきを嫌がるお子さん」について、書かせていただこうかと思います。 子供さんのお口は生後6~7ヶ月ごろから乳歯が生え始め、3歳ごろには歯が生え揃います。 小さなお子さんをもつ親御さんはきちんと歯みがきをしたいところだと思いますが、小さなお子さんは、嫌がってなかなか歯みがきをさせてくれないことも多いかと思います。 歯磨きは親子のふれあいの場として、楽しい雰囲気で行われるのが理想ではありますが、嫌がる子を無理に磨くことも、親子のストレスとなっていることもある思います。 出来る限りお子さんには、きちんと歯みがき習慣を身につけてほしいと思います。 出生後〜歯が生えてくるまで、歯みがきの必要はありませんが、実は、歯みがきを嫌がらない子にするための準備は、この歯の生えていない時期から始まっています!! 生後2~3ヶ月ごろから、歯みがきの準備として、顔や口のまわりを優しく触ってあげ、それに慣れてきたら、口の中をきれいな指で、軽く触れると良いでしょう。 首がすわる頃には、周りの人たちの行動にも興味を示すので、パパやママ、兄弟や周りの人達が楽しそうに歯みがきをしているところを見せれば、歯みがきという行為が赤ちゃんにもインプットされます。 歯が生え始めたら、いよいよ歯みがきもスタートしますが、いきなり歯ブラシを使わず、ガーゼみがきから始め、徐々に歯ブラシに慣れさせるようにします。 仕上げ磨きで歯磨きを嫌がるお子さんも多い 幼児期で、すでに歯みがき嫌いになっているお子さんには、虫歯になりやすい部位を知ったうえで、効率良く仕上げみがきをすることや、歯ブラシを当てる強さや角度などを、適正にすることが、仕上げ歯みがきを嫌がらないポイントです。 実は仕上げ磨きで歯磨きを嫌がるお子さんも多いものです。 子供たちに聞いてみると、パパ、ママが歯磨きすると痛い!という子供さんたちが実は多いんですね、、、 キレイにしなくちゃ!という思いから多分パパ、ママ達は仕上げ磨きをする時に意外に力を入れて磨いてしまうんです。 幼児期を迎えるころには、シーラントなどの予防処置が必要ですが、この予防処置が、日頃の歯みがきをしやすくしてくれます。 実際にお子さんのお口の状態をみながら、具体的に直接ご指導もさせて頂きますので、どうぞお悩みをご相談ください。 大切なお子さんの歯を、やまもと歯科のスタッフもお手伝いさせて頂きますので一緒に守っていきましょう! これからは"治す歯医者さん"ではなく"守る歯医者さん"へ

2024.01.23

それって金属アレルギー??

金属アレルギーについて 最近歯医者で「金属アレルギーかもしれません」そんなこと言われたことありませんか? 一般的な金属アレルギーのイメージ(僕の昔のイメージかもしれませんが…)は、ネックレス・ピアスなど金属が直接触れたことが原因で皮膚に湿疹がでたりする病気だと思います。 でも、実は金属アレルギーには2種類あります。 一つは ① 局所性金属アレルギーと呼ばれるもので、ネックレス・ピアスなどの金属が触れることでその部位に起きるアレルギーのこと 一般的なイメージはこちらですね。 実は金属アレルギーにはもう一つあり ② 全身性金属アレルギー と呼ばれるものです。 これは原因とは離れた部位にアレルギーが起きるもので、皮膚や粘膜から吸収された金属が汗と一緒に排泄されることで起きものです。 汗が原因となりますので、汗をかきやすい手や足に出るものが代表的です。 他にはアトピーなどの皮膚疾患がひどくなったり、舌痛症、前癌病変の扁平苔癬を引き起こす可能性や頭痛やめまいを起こすこともあるようです。 歯医者でも金属は使用する なぜ、歯科医である私が金属アレルギーの話をしているかと言いますと私たちの仕事で使う銀色の詰め物などが金属だからです。 皮膚科の先生たちが調べたところ2016年、2017年のデータでは、日本の女性の4人に1人以上が歯科用金属に対して金属アレルギー陽性率があるとの結果出ています。 4人に1人って怖いですよね。 日本で使用されている歯科の詰め物に使用されている金属は世界的にみてみますと、例えばドイツでは国レベルで「幼児・妊婦に使用を禁止する。」法律が定められているぐらい毒性があるとされています。 私の経験でも皮膚科の先生の紹介だったのですが、20代の女性で全身的にひどいアトピーの患者さんがいらっしゃいました。 その方は、ある時からアトピーの症状が特にひどくなり人前に出ることができなくなり仕事を失い、友人関係も失い引きこもりになってしまったとのことでした。 当時の私は不勉強のせいで、「歯科の金属でここまでひどくなるん?」と半信半疑で口の中の歯科用金属を除去しセラミック・ジルコニアなどの金属以外の詰め物・かぶせ物に置き換えていきました。 わずか半年後には見違えるようなきれいな肌になり表情も別人のようなきらきらした笑顔になっていました。 その後、結婚が決まったとの話も耳にしました。 これは私の歯科医師人生においても最もうれしい出来事の一つでした。 私の力であれほどの人の笑顔を作ることができたのですから。

2023.12.17

噛むための新しい選択肢「インプラントオーバーデンチャー」

インプラントオーバーデンチャーってどういう治療? インプラントオーバーデンチャーという言葉を聞くのはほとんどの方は初めてだと思いますが、実は基本的な考え方は何年も前からあり入れ歯で困っている患者さんにはお勧めの方法です。私自身何年もこの治療法を行なってきました。 このインプラントオーバーデンチャーとはインプラントの上に(オーバー)乗せる入れ歯(デンチャー)という意味です。と、文字にしても良くわかりませんよね… 一般的には「インプラント」と聞くと、「インプラント」という言葉をご存じの患者さんでも下図のように「チタン製のネジを骨の中に埋め込みそのネジの上に被せ物を乗せて機能させるという治療法」を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか? インプラントは歯を失い入れ歯が合わない人にもっと美味しく食事をできるようにしてくれる有用な方法です。 ただ、上記の方法はインプラントのネジを入れたい場所の骨がないと新たに増骨(骨を作ること)が必要になり治療が困難になってしまったり、歯をすべて失った患者さんに行なうと本数がどうしても多くなるため治療費が高額になってしまい患者さんに治療を受けることを躊躇させてしまうことがマイナス面でした。 入れ歯は歯茎の上に乗せるものなので食べ物を噛むとどうしても入れ歯の硬い床の部分が歯ぐきに食い込みます。この食い込むことが入れ歯が噛みにくいと感じてしまう原因の一つになってしまいます。無理な力で噛み続けると入れ歯の下の歯茎が傷ついて痛くて使えなくなったり、入れ歯の金具がかかっている歯をダメにしたりするということになってしまいます。 インプラントオーバーデンチャーという選択肢 現在入れ歯を使用中の患者さんで「もう少し美味しく食事したいなぁ…」、「入れ歯を安定させたいなぁ・・・」と思っている方がこのインプラントオーバーデンチャーの方法をもちいることで満足度が大きく上がる可能性は大きいと思います。 この方法の基本的な考え方は、下図の様に入れ歯の下にインプラントのねじを置くことで入れ歯が沈み込むことをインプラントが支えてくれるということになります。 そうすることで、入れ歯に咬み応えが出て美味しく食事がしやすくなります。 加えて、インプラントと入れ歯の連結部に最近よく使用されるようになったロケーターと呼ばれる連結器具(下図参照)をしようすることで従来の磁石タイプなどの連結器具に比べてかなりしっかりと咬むことができるようになります。 インプラントは「チタンのねじを骨の中に入れる」と想像すると怖く感じてしまいます。ですが、きちんと治療計画を立て感染に気をつければ抜歯をするより楽な場合もあります。 怖くてインプラントを見合わせる患者さんがいらっしゃるのですが、怖いだけが理由でインプラントをあきらめてしまうことは少しもったいないかと個人的には思います。 この治療を受けていただき快適な食生活を送ってらっしゃる患者さんはたくさんいらっしゃいます。ご相談だけでもしてみてはいかがですか?御来院をスタッフ一同心からお待ちしております。

2023.11.12

顎関節症ってどんな症状?

そもそも顎関節症とは 顎関節は上図の上顎骨の関節窩と下顎骨の下顎頭から構成されます。 顎関節症の代表的な症状は,食事中の咀嚼や会話中に「あごが痛む(顎関節痛)」、「口が開かない(開口障害)」、「あごを動かすと音がする(顎関節雑音)」の三つで,このうち一つ以上の症状があり,鑑別診断で他の疾患がない病態を「顎関節症」といいます。 あなたの顎(がく)関節の自己チェック法 (合計点数が8.6以上では顎関節症の危険あり,杉崎正志、他:2007) 口を大きく開いたとき,人差し指から薬指を並べた3本指を縦にして入りますか?1.すっと入る 2.ほぼ問題ない 3.どちらともいえない 4.やや困難 5.全く入らない 口を大きく開け閉めした時,あごの痛みがありますか?1.全くない 2.たまにある 3.どちらともいえない 4.しばしばある 5.いつもある 口を大きく開いたとき,まっすぐに開きますか?1.いつもまっすぐ 2.たまに曲がる 3.どちらともいえない 4.しばしば曲がる 5.いつも曲がる 干し肉,するめ,タコなど硬いものを食べるとあごや顔が痛みますか?1.痛まない 2.たまに痛む 3.どちらともいえない 4.しばしば痛む 5.いつも痛む あるいは設問2の「口を大きく開け閉めした時,あごの痛みがありますか?」に「はい」と回答した方も顎関節症である可能性があります。 また、次のようなことはありませんか? 大きく舌を出してみてください。舌はまっすぐ出ていますか?少しでもカーブしていると、顎関節を支えている筋肉にゆがみがある可能性があります。顔を正面から見たとき、左右の眼のラインと口角のラインがずれていませんか?このようなことも顎関節症である可能性があります。 顎関節症の原因 下顎骨(顎の骨)の位置がずれる 噛み合せが悪い 咀嚼筋(噛む筋肉)のバランスが悪い 関節包や靭帯のバランスの悪さ 関節円盤がずれている 関節が変形している 骨盤や背骨など、姿勢や体のゆがみ かみしめ、はぎしりなどの異常習癖 上記のように顎関節症は様々なことが原因と言われています。と、言われても良くわかりませんよね。 実際、当院に来院される患者さんも自分が顎関節症なのかどうかわからず、歯医者に行くべきなのか、整形外科に行くべきなのか、はたまた他に行くべきなのか迷われている方が多いです。 これを考えても患者さんにも非常にわかりにくい病気だと感じます。あまり症状を放置しておくと、顎関節症の症状は体全体に出てきます。 肩こり 首のこり めまい 耳鳴り 頭痛 吐き気 不眠症 内臓機能低下 自律神経失調症、うつ病などへの発展 顎関節症は、気づかないうちに発症して治りにくくなってしまいやすいので早いうちにご相談ください。

2023.11.06

よく聞くインプラントってどういう治療法?

インプラント治療について詳しく解説! 皆様、こんにちは。やまもと歯科 大久保院です。 最近、「インプラント」という言葉を耳にされることが増えたと思います。 当院でも「インプラント」治療を希望される患者さんが多くいらっしゃいます。インプラント治療は歯周病などの病気で歯を失った人の顎の骨にチタン性の金属を埋め込み、人工の歯を固定する治療法です。 インプラント治療は食べ物をご自身の歯と同じように咀嚼することができ、患者さんの人生を大きくプラスに変えることができます。 その他、天然の歯と同じように審美的に美しく仕上げることができる、噛み合わせを安定させることができる、ブリッジや義歯と違い周りの歯に負担を掛けないなどのメリットが多いインプラント治療ですが、デメリットもあります。 その最たるものが、メンテナンスを怠るとインプラントも歯周病にかかるということです。 インプラントを入れると半永久的に使用できると思っている患者さんもいらっしゃいますが、極端な例ではメンテナンスをしないと半年で炎症を起こしてしまうこともあります。 これをインプラント周囲炎と呼んでいます。 ですが、しっかり歯科医院で歯ブラシ指導を受けていただき、3ヶ月から6ヶ月に一度の定期的な検診を受けていただければ何十年と使用することができるとも実証されています。 それほどメンテナンスは重要です。 当院でもインプラント治療を受ける患者さんには十分にメンテナンスの重要性をご説明していますし、その重要性を理解していただけるまで治療を開始しないようにしています。 患者さんにとっては手術を受けることがゴールであると思われがちですが、私はインプラントの手術が終わってからが患者さんとのお付き合いのスタートであると考えています。 せっかく頑張って治療を受けていただいたのですから、可能な限り長い間快適にお食事を楽しんでいただきたいと日々考えて診療にあたっています。 天然の歯でもメンテナンスを怠ると思わぬトラブルを起こしてしまいますので、インプラントをしているしていないに関わらず歯科医院での定期健診をおすすめします。 インプラントを詳しく見る

2023.10.20

実は怖い歯周病について

歯を失う可能性のある歯周病 皆さん、歯周病はご存知でしょうか? 歯周病は歯を失う大きな原因の一つです。 皆さんの中にもご存知の方もいらっしゃると思いますが、歯を失うことは、機能的なもの(食事をする・食いしばる等)・審美的なもの(顔の美しさ等)を失うことは想像されると思います。 そこから生活の質(QOL)の低下・日常生活をする上での自信を失うことなども起こりえることまで想像されている方は少ないのではないでしょうか? 例えば、アルツハイマー病やがんのリスクが高まるとの報告もありますし、糖尿病・うつを重症化させるとも言われています。このように放置しておくと生活を一変させてしまう可能性もあるのです。 そんな怖い歯周病ですが、日本人の40歳以上の患者さんの実に8割が何らかの歯周疾患にかかっていると言われています。 歯周病の原因は研究により解明が進んでいますがまだまだ分からない部分、現在常識とされていることが今後変わってしまうかもしれない等の未知の部分があります。 実際に私が大学で学んだこと、歯科医師になってから学んだことの中にも変わった内容が多々あります。ただ、はっきり変わっていないこと今、後も変わることがないだろうのことがあります。 それは患者さん自身の歯ブラシ等を用いた口腔内のセルフケアの重要性です。 これは変わらないばかりか、ますます重要性を増しています。 しかし、そのセルフケアも自己流で行うと良くなるどころか、悪化させてしまう可能性もあるので歯科医院で正しい口腔内ケア法(ブラッシング法)を学んでください。 怖い歯周病も日々のブラッシングで歯周病を治せることが多いです。 当院も宇治市の歯周病にかかっている患者様が一人でもいなくなるように尽力していきます!ともに頑張っていきましょう!!

2023.10.05

虫歯菌はいつどこからくるの?

虫歯の菌はどこで感染するのですか? さて皆様、虫歯菌はいつから口の中にいるのかご存知でしょうか?実は生まれたばかりの赤ちゃんの口の中に虫歯菌は存在していないと言われています。それでは虫歯菌がどこから入ってくるのでしょう? それは赤ちゃんの周りにいる大人たちの口からです。 私たちの口の中には様々な種類の細菌が存在しています。そして細菌の種類や割合は人によって異なっています。] 生まれて間もない赤ちゃんには虫歯菌は存在していません。しかし生まれて以降、外部から虫歯菌が口の中に入ることで、虫歯菌に感染していきます。 この感染の機会が多いほど、口の中の虫歯菌の数も増えていきます。そして3歳頃に口の中の細菌の割合が決まってしまうと、以後もそのバランスを保ったまま成長していきます。 小児が虫歯菌に感染しやすい時期はいつ頃か? 小児が虫歯菌に感染しやすい時期は生後19ヶ月から31ヶ月。虫歯の原因となるのは「ミュータンスレンサ球菌」と呼ばれる菌です。この虫歯菌は基本的に歯の表面でしか成長できないため、歯の生えていない乳幼児には存在しません。 そしてこの虫歯菌に最も感染しやすい時期が、乳歯が生えだしたのち1歳7か月(生後19か月)から乳歯が生えそろう2歳7か月(生後31か月)と言われており、歯科ではこの期間を「感染の窓」と呼んでいます。 この「感染の窓」の期間に虫歯菌の感染を防ぐことで、口の中の細菌バランスが整う3歳以降は虫歯菌に感染しにくくなり、成長しても虫歯のできにくい口腔環境が整えることが可能になるということです。ですので、この期間にできるだけ虫歯菌の感染を予防するならば、まず食事の時に大人と子供の使う皿や箸を分けるほうがよいでしょう。 また大人が使った箸で子供に食事を与えたり、大人の皿に入った食べ物を子供に与えるのも控えたほうがよいです。

2023.09.28
やまもと歯科 大久保院

Clinic Information医院情報

宇治市大久保駅・新田駅すぐの歯医者
患者様一人一人に合わせた治療方法をご提案

診療時間 日祝
8:30~13:00
14:30~18:00
- - -
8:30~13:00 - - - - - -

休診日:月曜・日曜・祝日

やまもと歯科 大久保院やまもと歯科 大久保院
やまもと歯科 大久保院所在地Google MAP
〒611-0031 京都府宇治市広野町⻄裏87番地
ザ・ガーデンコミューンC棟1階・3階
やまもと歯科 大久保院電⾞でお越しの⽅へ
近鉄京都線「⼤久保駅」より徒歩1分
JR奈良線「新⽥駅」より徒歩1分

Partnership提携院紹介