顎関節症になっていませんか?
顎関節症について さて皆さん、顎関節症になったことはございませんか? 口を開けようとするとあごが痛い・音がする・口が開かないというような症状がある時、その多くは顎関節症です! 顎が痛い、口を開けると音が鳴るという症状で当院に来院する患者さんも比較的多いものです。痛む場所は耳の前の顎関節がある所が多いのですが、痛みが出始めた頃は片側の顔から頭までが痛いように感じる事もあります。 また、頬やこめかみの筋肉に痛みが出る事もあります。こめかみや頭の横が痛む時には頭痛と感じる人もいます。 痛みは、口を開く時や、食物を噛む時に出る事が多く、また、指で押すと痛い事もあります。しかし、何もしない時に痛みが出る事は比較的少ないようです。 顎関節症にはどうしてなるの? 顎関節症の原因にはさまざまなものが考えられます。 特に多いのが、噛み合わせの異常、食いしばり、歯ぎしりです。複数の原因が重なって発症する例も少なくありません。 噛み合わせの乱れは、歯並びの乱れを原因とするもの、被せ物・入れ歯・ブリッジの不適合によるもの、歯の摩耗によるものなど、さらに細分化されます。 主な一般的な原因 歯ぎしり、夜中の睡眠中の食いしばり。 何かに集中したとき、緊張して強く食いしばる。(一日中スポーツをした、寒くて歯を食いしばった、特別な行事で緊張して食いしばった) 左右どちらか一方でばかり噛む癖がある、片側の歯が悪い為反対の歯だけで食べ物を噛む。 頬杖、うつ伏せ寝、不良姿勢、猫背。 入れ歯や歯に被せた物が噛み合わせに合っていない。(悪い噛み合わせ) 顎関節症が原因でみられる副症状 頭痛、首や肩・背中の痛み、腰痛、肩こりなどの全身におよぶ痛み。 めまい、耳鳴り、耳が詰まった感じ、難聴。 眼の疲れ、充血。 鼻の症状。(鼻が詰まった感じがする) 顎が安定しない、噛み合わせが悪くなる。 歯の痛み、舌の痛み、味覚の異常、口が渇くような気がする。 嚥下困難、呼吸困難、四肢の痺れ等が起こる場合もあり。 当院での顎関節症の治療法 矯正をして噛み合わせを治す。 マウスピースを作製する。(夜間睡眠中に使用する事で、夜間の無意識噛みこみで生じる顎関節や筋肉への負担を軽減させます) デンタルエステを試してみる。 自分で出来る管理方法 顎関節や筋に痛みがある時はまず安静にしましょう。そして症状を悪化させない為に大口を開ける事や顎の使いすぎに気をつけましょう。 硬い食べ物をなるべく食べない(フランスパン、ガム、硬いお肉)うどんやそば、パスタ、おかゆなど顎に負担のかからない食事をしましょう。 同じ姿勢を長く続ける事を避け、時々はストレッチする。また猫背や顎を突き出す様な姿勢をとらないようにしましょう。 頬杖をしない、うつ伏せ寝はしない。 皆さん顎の痛みを感じた際には悩まずに一度ご来院下さい。
2024.11.25


