実は怖い歯周病について

歯を失う可能性のある歯周病 皆さん、歯周病はご存知でしょうか? 歯周病は歯を失う大きな原因の一つです。 皆さんの中にもご存知の方もいらっしゃると思いますが、歯を失うことは、機能的なもの(食事をする・食いしばる等)・審美的なもの(顔の美しさ等)を失うことは想像されると思います。 そこから生活の質(QOL)の低下・日常生活をする上での自信を失うことなども起こりえることまで想像されている方は少ないのではないでしょうか? 例えば、アルツハイマー病やがんのリスクが高まるとの報告もありますし、糖尿病・うつを重症化させるとも言われています。このように放置しておくと生活を一変させてしまう可能性もあるのです。 そんな怖い歯周病ですが、日本人の40歳以上の患者さんの実に8割が何らかの歯周疾患にかかっていると言われています。 歯周病の原因は研究により解明が進んでいますがまだまだ分からない部分、現在常識とされていることが今後変わってしまうかもしれない等の未知の部分があります。 実際に私が大学で学んだこと、歯科医師になってから学んだことの中にも変わった内容が多々あります。ただ、はっきり変わっていないこと今、後も変わることがないだろうのことがあります。 それは患者さん自身の歯ブラシ等を用いた口腔内のセルフケアの重要性です。 これは変わらないばかりか、ますます重要性を増しています。 しかし、そのセルフケアも自己流で行うと良くなるどころか、悪化させてしまう可能性もあるので歯科医院で正しい口腔内ケア法(ブラッシング法)を学んでください。 怖い歯周病も日々のブラッシングで歯周病を治せることが多いです。 当院も宇治市の歯周病にかかっている患者様が一人でもいなくなるように尽力していきます!ともに頑張っていきましょう!!

2023.10.05

虫歯菌はいつどこからくるの?

虫歯の菌はどこで感染するのですか? さて皆様、虫歯菌はいつから口の中にいるのかご存知でしょうか?実は生まれたばかりの赤ちゃんの口の中に虫歯菌は存在していないと言われています。それでは虫歯菌がどこから入ってくるのでしょう? それは赤ちゃんの周りにいる大人たちの口からです。 私たちの口の中には様々な種類の細菌が存在しています。そして細菌の種類や割合は人によって異なっています。] 生まれて間もない赤ちゃんには虫歯菌は存在していません。しかし生まれて以降、外部から虫歯菌が口の中に入ることで、虫歯菌に感染していきます。 この感染の機会が多いほど、口の中の虫歯菌の数も増えていきます。そして3歳頃に口の中の細菌の割合が決まってしまうと、以後もそのバランスを保ったまま成長していきます。 小児が虫歯菌に感染しやすい時期はいつ頃か? 小児が虫歯菌に感染しやすい時期は生後19ヶ月から31ヶ月。虫歯の原因となるのは「ミュータンスレンサ球菌」と呼ばれる菌です。この虫歯菌は基本的に歯の表面でしか成長できないため、歯の生えていない乳幼児には存在しません。 そしてこの虫歯菌に最も感染しやすい時期が、乳歯が生えだしたのち1歳7か月(生後19か月)から乳歯が生えそろう2歳7か月(生後31か月)と言われており、歯科ではこの期間を「感染の窓」と呼んでいます。 この「感染の窓」の期間に虫歯菌の感染を防ぐことで、口の中の細菌バランスが整う3歳以降は虫歯菌に感染しにくくなり、成長しても虫歯のできにくい口腔環境が整えることが可能になるということです。ですので、この期間にできるだけ虫歯菌の感染を予防するならば、まず食事の時に大人と子供の使う皿や箸を分けるほうがよいでしょう。 また大人が使った箸で子供に食事を与えたり、大人の皿に入った食べ物を子供に与えるのも控えたほうがよいです。

2023.09.28
やまもと歯科 大久保院

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